【エンジニア必見!】今注目の「xR」とは!?

こんにちは。

Itoop(アイティープ)の橋本です。

みなさんは、「xR」をご存知でしょうか。

xRとは「x Reality」を略した言葉で、VRなどの「仮想世界と現実世界を融合し、新たな現実(Reality)を生み出す技術の総称です。

現在はゲームやエンターテインメントの分野で多く利用されていますが、5Gの普及にともない、今後さまざまな分野での活用が期待される技術です。

今回は、注目の「xR」について書きたいと思います。

【xR(VR・AR・MR・SR)を知ろう】

ここではまず、VR、AR、MR、SRの内容を紹介します。

VR(Virturl Reality)とは、仮想現実を意味する言葉です。VRゴーグル、VRメガネと呼ばれる専用デバイス(HMD:ヘッドマウントディスプレイ)を装着し、映像を見たり、音声を聞いたりすることで、仮想空間に没入した体験をすることができます。

AR(Augmented Reality)とは、拡張現実を意味する言葉で、スマートフォンのカメラなどを用いて、現実空間に仮想データを表示させる技術です。

MR(Mixed Reality)とは、複合現実を意味する言葉で、ARやVRを発展させた技術です。ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を使用し、現実世界に仮想の物体を3Dで表示することができます。

SR(Substitutional Reality)とは、代替現実の意味です。ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を使用し、現在の現実世界に「過去に撮影した現実の映像」を投影する技術で、ユーザーは、現実の物体と過去の物体が同時に存在するような空間を体験します。

【急拡大中!? xR市場】

これまでのxR市場は、ゲーム業界での需要が圧倒的でした。しかし、新型コロナウイルスの影響により対面でのコミュニケーションが制限されたため、対面に近いコミュニケーション手段としてxR技術に注目が集まっています。今後は、バーチャルショッピングや360°のトラベル動画など、消費者として利用できる分野が拡大していくと予想されます。

ビジネスでのxR技術の応用も広がる見込みです。

たとえば、ARやMRを利用した遠隔地からの作業へのニーズも高まっています。xRを利用した遠隔地からの医療サービス、製造業における遠隔作業などが注目されており、さまざまな分野での活用が広がると思われます。

【xRエンジニアの需要も高まる】

xR市場の拡大にともない、VR開発エンジニア、xRアプリケーションエンジニアといった、xRエンジニアの需要も増加しています。

VRやAR・MRの開発にはJava Script、C#、BluePrint、Ruby、GOなどの言語といったプログラミング言語が使われています。これまでエンジニアとして習得したプログラミング言語を活かし、xRエンジニアを目指すこともできるでしょう。

【おわりに】

今回は、今注目のxRについて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

xRエンジニアの需要が増加している一方で、xRエンジニアとして活躍するためには、3DCGデザインのスキルを身につける必要があります。さらに、開発にはゲームエンジンであるUnreal EngineやUnityが使われているため、こういったツールを使いこなすスキルも必要です。

xRエンジニアを目指すのであれば、今から新たに3DCGデザインやゲームエンジンについて勉強し、スキルを磨くとよいかもしれませんね。

いずれにせよ、xR市場の動向について今後も目が離せません。

この記事がみなさんのお役に立てれば嬉しいです。