はじめに
こんにちは、Itoop(アイティープ)技術担当の橋本です。
先日、WEBサイトのアクセシビリティ対応の案件に携わることができたので、近年のWEBアクセシビリティについて調べてみました。
HP作成をするエンジニアだけでなく、依頼する側のクライアントにもお役に立てればと思います。
WEBアクセシビリティとは
みなさんはWEBアクセシビリティについて知っていますか?
「誰もが負担なく情報を取得できるWEBサイト」のことです。
では具体的にはどんなことを考慮すればよいのでしょうか。
色使い、文字の書体、文字サイズ、ページのスタイル、文書構造、ナビゲーションの付与、読み上げソフトへの対応など
上記について、年齢や環境、その他の制約に関わらず多くの人が利用できるようにしていくことが重要になります。
WEBアクセシビリティの歴史について
そもそもWEBアクセシビリティが重要視されるようになったのはいつからでしょう?
1999年に策定されてから日本工業規格化を経て、近年では2016年には対応する国際規格への完全一致を図るための改正が行われています。
引用:総務省HP「情報アクセシビリティの確保」
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/b_free/b_free02.html
国際規格との一致によって日本国内だけではなく、世界各国あらゆる人が利用することも重要視されるようになりました。
WEBアクセシビリティに取り組むメリット
どうして取り組むべきなのでしょうか?
- より多くのユーザーが利用できる
年齢や環境など、様々な人や状況に配慮したWEBサイトを提供することで、それが多くのユーザーに利用してもらえることになります。
- 基本的な権利の一つとして
障害がある人の権利の中にWEBへのアクセスが存在することから、WEBアクセシビリティの確保は先進国の多くに義務付けられているものとなっています。
- 検索サイトに優良サイトと判断(SEO対策)
WEBアクセシビリティ対応を行うことで、人だけでなく機械にも読みやすいものになることから、利用しやすいWEBサイトとして扱われることに繋がります。
参考:https://www.seo-pro.jp/seo/web-accessibility
参考:https://www.infocreate.co.jp/service/companybenefits
おわりに
WEBアクセシビリティはこれからHP作成をしていく上で大事になります。WEBアクセシビリティに取り組むメリットや事例を伝えてきましたが、今後はより当たり前のものになってくるでしょう。
- どんな人でも使いやすいWEBサイトを作るためにエンジニアだけではなくクライアントも考えていく必要がある
- どうしたら使いやすいか、相手の立場に立って考える
この2点について取り組んでいくことが、日本国内にとどまらず、世界各国の人ためになるWEBサイトに繋がります。
より多くのユーザーが利用しやすい素敵なHPをつくっていこう。