【エンジニア必見!】わたしたちができるSDGsの取り組みとは!?

こんにちは。

Itoop(アイティープ)の橋本です。

最近、お客様より環境マネジメントに関する社員教育に「SDGs」を取り入れていると伺いました。近年話題の「SDGs」ですが、わたしたちも「SDGs」に貢献するための取り組みを開始しています。

そこで、今回は「SDGs」について書きたいと思います。

そもそも「SDGs」とは!?

2015年8月、すべての国連加盟国が2030年に向けた「持続可能な開発目標(SDGs)」に合意しました。

SDGsでは、持続可能な開発課題や先進国・企業を含む地球全体で取り組むべき課題(17の目標と169項目の具体的な達成基準)を幅広くカバーしています。

開発課題の解決に向けて、国連は2030年まで年間2-3兆ドルの予算を投じる事を明言しました。

IT企業のSDGsの取り組み事例を紹介

SDGsの具体的な取り組みには、どのようなものがあるのでしょうか。

日本にも、SDGsの取り組みを行っている企業はたくさんあります。

例えば、NECは「安全・安心・公平・効率という社会価値を創造し、誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会を実現」することを目指しています。

AI、生体認証技術などのITソリューションを生かし、次のような国際協力に関する事業を行っています。

● すべての人に健康と福祉をGavi、Simprintsと共に、ワクチン普及を目的とした1~5歳の幼児に対する指紋認証の有効性を検証

  

● ケニアの母子保健医療情報の整備に向けた長崎大学との共創

  途上国における母子保健活動の促進と予防接種の普及が大きな問題となっており、解決に向けた活動が国際的に展開されています。日本では長崎大学が本活動のリーダーシップを担っており、同大学の熱帯医学研究所がケニアに拠点を設け、ケニア中央医学研究所(Kenya Medical Research Institute)とともにICTの利活用をはじめとした各種フィールド実証を行っています。

  また、長崎大学は2017年度にNECの自動指紋照合システム(Automated Fingerprint Identification Systems:AFIS)を導入しフィールド実証を行っており、両者はグローバルヘルスの領域で連携を始めています。

  

● モザンビークの電子クーポン

  アフリカ南東部のモザンビークでヤトロファ(熱帯植物)をバイオディーゼルにして電気を届けるため、充電式ランタンを安価で貸し出して使っています。また、3つの村にキオスクを設置し、冷たい飲み物や日用品を売ったほか、食料品の冷蔵保存代行も行っています。これにより、村人の生活水準はだいぶ高まりました。

しかし、売り上げとレジに残った現金の計算が合いませんでした。そこで、村民にカードを配布し、タブレットを使ったNECの電子マネー決済システムを導入することで、誤差1%になっています。

  

● チリの学校給食プログラム

  公立学校1200校に、指紋認証を活用した給食配給管理システムを導入。指紋認証を活用した専用端末による照合結果をもとに、給食と引き換えできるバウチャーを発券し、生徒一人ひとりに適正な給食を確実に配給しています。

  

参考文献:NECのSDGs貢献事例

今わたしたちにできること

わたしたちItoopも身近なところからSDGsに貢献していくため、次のような取り組みを開始しています。

・SDGs推進教育:外部講師を招いて、SDGsやエシカルに関する講義を受講し、SDGsの基礎基本を学習しています。

   

・環境問題への意識向上:マイクロプラスチック問題を取り上げたドキュメンタリー映画をチーム全員で視聴し、環境問題への興味・関心を高めています。

  

  

・リサイクルの推進:ゴミ分別の徹底、マイバックおよびマイボトル持参を促進しています。

  

おわりに

SDGsは全地球的な課題を解決する、というと大企業のみが取り組む壮大なテーマに聞こえるかもしれません。

しかし、それは企業の役割に着目しており、企業はそれぞれが専門とする本業をSDGsの各目標とリンクさせることで、SDGs達成に貢献できます。

また、事業そのものでなく、わたしたちのようにチームでの取り組みによってもSDGsに貢献することが可能です。

つまり大企業だけでなく、中堅企業にとってもSDGsは持続的成長に向けて重要な指標と言えます。

この記事が読者の皆さんのお役に立てれば嬉しいです。