【必見!】今注目の「NFT」とは!?

こんにちは。

Itoop(アイティープ)の橋本です。

皆さんは「NFT(エヌエフティー)」をご存知でしょうか。最近、SNSやテレビなどでも話題になっていて、2021年9月には、日本の小学3年生の男の子が自由研究で制作したNFTアートが約240万円で購入されたニュースには注目が集まりました。

ただ、聞いたことはあるけどNFTとは何なのか、何がスゴいのかはイマイチわからない人も多いはず。

そこで、今回は今注目の「NFT」について書きたいと思います。

そもそも「NFT」とは!?

NFTとは、「Non-Fungible Token」の略で、日本語にすると『非代替性トークン』。簡単に言えば『唯一無二であることの証明ができる技術』のことを指します。

現代では音楽や画像、動画を誰でも気軽に利用できるようになった反面、著作権が侵害されたり、コピーによって所有者が増えてしまい、価値あるものが正当に評価されにくくなりました。NFTがあれば、本物と偽物を区別することができ、唯一性や希少性を担保できるのです。

NFTの事例

ここで、NFTの事例をご紹介します。

事例①:デジタルアート

2021年3月11日、デジタルアーティスト・BeepleによるNFTデジタルアートのコラージュ(絵画の技法の1つ)が、オークションで6900万ドル(約75億円)の値を付けました。

事例②:ツイート

2021年3月22日、ツイッター創業者ジャック・ドーシー氏の15年前のツイッター初投稿がオークションにかけられ、3億円超の高値をつけました。

事例③:スニーカー

2021年12月13日、ナイキがNFTスニーカー企業を買収しました。世界的な大手ブランドがNFTを活用しながらメタバースへの進出を加速させています。

NFTのメリット・デメリット

では、NFTにはどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

メリット1.デジタル資産の売買ができる

これまで価値の証明が難しかったデジタル資産の売買ができるというメリットは大きいです。デジタルな作品を作る人にとっては、収入源を確立することができますし、デジタル資産を投資目的で買う人が増えれば、大きなマーケットとなります。

メリット2.事務手続きや書類のやりとりを省略できる

従来の契約では、第三者を仲介者にしたり、複雑な書類をやりとりする必要がありました。なぜなら、仲介や書類の存在が安心して取引をするための担保だからです。

しかし、NFTを利用すれば、ブロックチェーンの技術により信頼が担保されます。スマートコントラクトによって確実に契約が実行され、価値の移転が行えるからです。

メリット3.不正や改ざんができない

これまでのデジタルデータのやりとりでは、データが改ざんされたり、コピーされたりして、唯一性が保証されませんので価値を担保することが難しかったです。

しかしながら、デジタル作品の価値をNFTがブロックチェーンによって証明することができるので、不正や改ざんを起こすことはできません。

デメリット1.データそのものが手に入るわけではない

現物が手元に来るわけではないので、実際の所有という感覚とはすこしイメージが異なります。入手したデジタル資産は、どうすれば所有している実感を持ってもらえるか?が重要になります。

デメリット2.仮想通貨の変動の影響を受ける

NFTはオークションにかけたり、転売をしたりすることも可能ですが、その際にやり取りする仮想通貨の価値が急落すると購入した値段よりも著しく下がってしまう可能性があります。

デメリット3.ガス代と言われる手数料が高まる可能性

NFTの売買において、イーサリアムなどの仮想通貨を利用する場合、ガス代と言われる手数料が発生します。この手数料は変動しますので、購入するデジタル資産によってはそのものの値段よりもガス代の方が高くなってしまう場合もあるようです。

おわりに

NFTによって、コピーや偽物があふれていたデジタルの世界に、正真正銘の本物が存在できるようになりました。NFTはこれからのデジタル社会を大きく変化させる原動力となっていきます。今後もNFTから目が離せません。

この記事が読者の皆さんのお役に立てれば嬉しいです。